スマートフォンが「故障したかも」と思う症状の一つに、「ゴーストタッチ」というものがあります。
誰も操作していないにも関わらずスマホが勝手に作動してしまう症状で、まるでゴーストがいじっているように見えることからゴーストタッチ、またはお化けタップと呼ばれるようになりました。
目次
ゴーストタッチは具体的にどんな症状?
ゴーストタッチは、スマホの故障の症状の一つです。
放置してしまうと、ゴーストタッチを引き起こしている原因によっては機種変更が必要になったりと重大な故障を引き起こしかねません。
スマホからの合図だと思って、ゴーストタッチが確認できた時点で原因を探り解決するように努めましょう。
勝手に文字が打ち込まれる!
ゴーストタッチの症状の一つが、「勝手な文字の書き込み」です。
SNSなどの下書きならまだしも、LINEなどのリアルタイム性が高いメッセージアプリで発生してしまうと、会話のテンポに遅れが生じますから途端に厄介な症状になってしまいます。
誰かに電話をかけてしまう
勝手にタップされたりアプリの誤作動を引き起こすのがゴーストタッチです。
中には、電話アプリを勝手に起動し連絡帳から勝手に電話までかけていたということも珍しくありません。
友人なら言い訳できますが、仕事やアルバイト先の上司、先輩などが相手だと大きな迷惑にもなりかねません。
スクロールが行えない
ゴーストタッチのよくある症例の一つが、勝手にスクロールされてしまうことです。
スマホで調べ物をしているときなど、縦に長いWEBページや縦読みのコミックなどを読んでいるときに発生しやすい症状と言えるでしょう。
誰かに迷惑をかけるというわけではありませんが、調べ物ができないとなるとスマホの機能を大きく損なうことになってしまいます。
ゴーストタッチ・お化けタップの原因
勝手にスマホを作動してしまうゴーストタッチですが、その原因は大きく分けて3つあると言われています。
心当たりがあるものがないか調べてみましょう。
ソフトウェアの問題
iPhoneのiOSなど、それぞれのスマホに搭載されたソフトウェアを更新に合わせてアップデートしていないと、不具合が発生しやすくなります。
逆に、アップデートされたソフトウェアに端末が対応しておらず更新することで不具合が発生してしまう場合もあります。
ソフトウェアが最新のものに更新されているかどうか、そしてそのソフトウェアに対応している端末なのかどうかをチェックしてみましょう。
またソフトウェア自体が大型の更新を行った場合、更新直後はソフトウェア自身の不具合が発生することも珍しくありません。
その場合、しばらくすれば修正されたバージョンへと再度更新されますから、修正されたソフトウェアにアップデートするようにしましょう。
ディスプレイの問題
ソフトウェアに問題があるのではなく、ディスプレイに問題がありゴーストタッチが発生している場合もあります。
一番多く確認されているのは、ディスプレイに保護シールを貼った際ホコリが張り付いてしまい、そのホコリにディスプレイが反応するというケースです。
貼り直した直後だけでなく、同じ保護シールを長く使っている場合も要注意です。
特に同じシールを長く使っている場合、ボロボロになった隅にホコリが入り込み画面の端にくっついてしまうことが多いため、勝手にスクリールしてしまう症状の原因になりやすいと言われています。
端末機の問題
スマホの上に何か重いものを乗せてしまったり、踏んでしまったという経験はありませんか?そのようなことがあると、傍目には問題ないように見えても数ミリのレベルでスマホが歪んでしまっている可能性があります。
スマホは精密機械ですから、そのような歪みでも故障してしまっているというケースは珍しくありません。
それ以外にも、充電中に熱を持っているにも関わらず長時間いじってしまった、というようなことがあると、端末内の機器が熱に負けてしまいゴーストタッチのような症状を引き起こしてしまうことがあります。
ソフトウェアを対応しているバージョンに更新したりディスプレイを綺麗にしてもゴーストタッチが直らない場合、端末機内の機器がやられている可能性が高くなります。
ゴーストタッチの直し方
ゴーストタッチは、ぱっと見で何が原因か分からないというところが厄介です。
ここではゴーストタッチの直し方を紹介していきますので、それぞれ試してみてゴーストタッチが直るかどうかチェックしてみてください。
スマホとケースを掃除する
特にケースを長いこと変えていないという人の場合、ケースとスマホの隙間に目に見えないレベルで汚れや手の脂が溜まってしまっていることがあります。
ケースからスマホを外し、ティッシュなどの柔らかい布で一度よく拭いてみましょう。
水洗いができるケースの場合、水で洗ってからよく乾かしてもう一度使うのもおすすめです。
細い淵など細かい箇所に汚れが溜まっている場合、綿棒で拭い取るのがおすすめです。
保護シールに関しても、一度剥がしディスプレイをよく拭いてからホコリや気泡が入らないようシールを貼り変えるようにしましょう。
アプリのアンインストール・整理
たくさんのアプリを起動している場合、ソフトウェアに負担がかかってしまっている可能性があります。
特に地図や動画、ゲームなどのアプリは負担が大きく、ソフトウェアの動作を重くさせる大きな要因となっています。
一度アプリを終了させソフトウェアの負担を軽くしてみましょう。
その際、データが消えないもの・あまり使わないアプリに関してはアンインストールして整理するのをおすすめします。
電源を切って再起動する
アプリを整理し、ソフトウェアの負担を軽くした後でもゴーストタッチが発生する場合、一度電源を切ってから再起動してみましょう。
特に時間がある人の場合、電源を切った後すぐに再起動するのではなくしばらく放置してから再起動するのをおすすめします。
というのも、再起動は端末に負担がかかる動作のため、電源を切ってすぐに再起動すると端末機器が休めず負担になってしまうからです。
放置する時間は2~3時間で問題ありません。電源を切り数時間放置したあと、充電器を繋ぎ再起動を行ってみてください。
一時的な解決しかしない場合は修理へ
上記の修理方法を行った結果一時的にゴーストタッチが直ったけど、すぐに症状が出てしまう・症状が出るまでの間隔が短くなっているという場合、端末機がソフトウェアに対応していない・端末機が故障しているというケースが十分に考えられます。
修理に出し中の精密機器の部分を見てもらえば解決する可能性がありますので、専門の修理店などに一度見てもらうといいでしょう。
ただ、場合によっては修理に出すより端末の買い替えを行った方が安く済む場合もありますので、自身の契約状況などを考え決定するようにしてください。
ゴーストタッチの放置はNG!
ゴーストタッチ・お化けタップの主な原因はディスプレイ・ソフトウェア・端末機にあります。
ディスプレイを綺麗にしたりソフトウェアを更新することで直るならいいですが、色々試しても直らない場合、端末機に限界が来ている合図と考えましょう。
ゴーストタッチが確認できたら、自身のiPhone・Androidと向き合ういい機会ととらえ、何が原因になっているのかチェックするようにしましょう。
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