スマホの料金プランにはいくつもの種類があります。
それぞれのプランの内容をしっかりと調べて、自分のスマホ利用状況に合ったプランを選ぶことが大事です。
それにより、より毎月の支払いを減らすことができますし、便利な使い方ができるからです。
その一つのプランタイプが、データ通信のみというものです。
無駄なサービスをなくし、本当に必要なサービスだけを選ぶことができます。
具体的に、データ通信のみのプランにはどんな使い方があるのか、どの格安SIM会社を選んだらいいのかをチェックし、お得なプランを見つけましょう。
目次
そもそもデータ通信のみのSIMとは?
格安SIM会社の多くは、データ通信のみというプランを提供しています。
そもそもこのプランはどのような内容なのかを確認してみましょう。
それにより、このSIMタイプを選ぶメリットを理解しやすくなります。
音声通話機能が付いていない
データ通信専用SIMでは、スマホやタブレットからネットに接続することのみができます。
そのため、音声通話機能は付いていません。
たとえスマホ自体に通話機能が付いているとしても、通信環境として通話回線が入っていませんので、電話をかけようと思っても無理なのです。
そもそも、データ通信専用プランでは携帯電話番号が発行されませんので、電話をかける、受けるということができません。
SNSアプリでの音声通話はできる
スマホ単体での電話はできませんが、アプリを使えば音声通話自体はできます。
具体的にはLINEやSkypeなどの通話やビデオ通話機能を使えば、相手と話すことができるのです。
こうしたアプリはネット環境にあれば使えますので、データ通信プランに加入すれば十分ということになります。
LINEなどを使って相手と音声通話をする場合には、電話番号でかけるのではなく、アプリサービスのIDでかけることになります。
また、相手も同じアプリをインストールしてログインしていることが条件となります。
申し込みの際にどちらかを選ぶ
データ通信のみのプランか、音声通話が付いているかという選択は、スマホ会社と契約をする時に決めます。
もちろん、後からデータ通信のみのプランから音声通話付きのプランに変更することができます。
しかし、これには手続きが必要で、スマホの設定だけですぐにできるというものでもないので、プラン決めをする時にしっかりと考えることが大事です。
SIMカード自体が異なる
データ通信のみか音声通話が付いているかという選択は、SIMカードにも影響します。
各社ともデータ通信専用のSIMカード、音声通話付きのSIMカードと使い分けていて、申し込んだプランに応じて、異なる種類のSIMカードを送付します。
そのため、データ通信専用プランから音声通話付きのプランに変更する時には、ほとんどの場合でSIMカードを交換する必要があります。
その送付作業もありますので、多少手続きに手間がかかるのです。
データ通信のみのプランを選ぶ理由とは?
スマホプランと言うと、たいていはデータ通信だけでなくSMSと音声通話がついているものです。
あえてデータ通信のみを選ぶ理由とはどんなものか、どんな人に向いているのかを考えることができます。
2台目のスマホに
2台目のスマホであれば、電話番号を持つ必要がなくデータ通信だけでいいという人もいます。
すでに持っている1台目のスマホに音声通話サービスがありますので、電話が必要な場合はそのスマホを使えばいいからです。
2台目のスマホでは、オンラインゲームやSNSなどのネットを使ったサービスだけをしたいという要望に応えることができます。
また、ビジネス用のスマホとしてネットが使える端末を持ちたいというケースにも当てはまります。
こうすることで、不要なサービスを付けず、その分料金を安くできます。
浮いたコストはそのままデータ通信容量を増やすなどの使い方ができます。
SNSアプリでの音声通話をするのでプランはいらない
LINEやSkypeなどのコミュニケーションアプリを使って音声通話をするので、スマホプランとしての音声通話サービスはいらないというケースもあります。
LINEは特に多くの人が使っているアプリですので、家族や友人など、普段連絡を取る人との通話であれば、LINEだけで事足りるものです。
実際、音声通話付きのプランを持ってはいるものの、誰かと通話する時はほとんどLINEを使っているという人が多いものです。
それならば、いっそのこと音声通話プランを止めて、データ通信のみのプランにするという手もあります。
タブレット端末用のSIMカードが欲しい
スマホではなく、タブレット端末用にSIMカードを入れたいというケースでも、データ通信のみのプランを契約することになります。
そもそもタブレットであれば音声通話はできませんので、データ通信のみのプラン一択ということになります。
ビジネスでタブレットを使う人、オンラインゲームを大きい画面のタブレットでしたいという人であれば、こうした料金プランを選択することが多くなるはずです。
子どもにスマホを持たせる場合
子どもに連絡用としてスマホを持たせる場合にも、データ通信のみのプランで十分と考えることもできます。
親がLINEなどのアプリを入れて、お互いにアプリでの連絡ができるのであれば、特に音声通話機能を付ける必要はありません。
子どもにスマホを持たせるのは、緊急時を含めて連絡を取るためということが多いですが、LINEなどでの連絡ができれば十分というわけです。
むしろ、電話番号を持たせて自由に通話できるようになると、悪意を持った人からの誘いなどが入ってしまう可能性がないとは言えません。
子どもを守るという意味でも、音声通話をあえて付けないという選択肢もあります。
データ通信のみの料金プランを選ぶことのメリットとは?
どうせ使うのであれば、電話番号を持てる音声通話付きのプランを選んだ方が良いと思うかもしれません。
しかし、データ通信のみのプランを選ぶことにはいくつものメリットがあります。
このメリットを理解して、スマホの使い方をより良くすることもできます。
月々の支払いが安くなる
一番のメリットは、やはり月額料金が安くなるということです。
音声通話機能を付ければ、その分サービスが余計にかかりますので、料金も上乗せした形となっています。
会社によってどのくらいの差が出るかには違いがありますが、800円から1,000円程度高くなる傾向があります。
そのため、データ通信のみで良いということになれば、毎月のスマホ利用代金がぐっと減ることになります。
最低利用期間がなく違約金が発生しない
ほとんどの格安スマホ会社では、データ通信のみのプランでは最低利用期間を設けていません。
最低利用期間とは、契約したら少なくとも一定期間使い続けないといけないというものです。
この期間は、多くの場合1年から2年となっていて、よく「2年縛り」などと呼ばれます。
この最低利用期間が過ぎないうちに解約してしまうと、違約金が発生することになります。
違約金の額については規制が入り、以前のような高額ではなくなっていますが、それでも余計な出費となることには違いがありません。
最低利用期間がないと、気軽に他の会社に移ることができます。
より安い料金プランを見つけたら、そちらに移ってさらにスマホ利用代金を節約できますので、お得にスマホを持つのに役立ちます。
必要な人とだけ連絡が取れる
電話番号を持っていると、知らない人から電話がかかってくる可能性があります。
しかし、データ通信のみのプランにすれば、電話番号が発行されませんので電話がかかってくることもありません。
LINEなどのコミュニケーションアプリで音声通話はできますが、こうしたアプリでは友だちに登録している人からしか通話はかかってきません。
必要な人とだけ連絡が取れますので、余計なことに煩わされたくないという人にぴったりなのです。
SMSを付けることでほとんどのアプリを使える
LINEもそうですが、SNS関連のアプリの多くは番号認証がないと利用ができなくなっています。
番号認証は、指定した番号にSMSを送り、そのメッセージの中にある番号を入力することによって、本人確認をするという方法です。
SNSを悪意のある他人に不正使用されないようにする大事な作業です。
データ通信のみのプランだと、電話番号が発行されないため、LINEをしたくても番号認証という壁が出てきてしまいます。
しかし、多くの格安スマホ会社では、データ通信のプランにSMSのみを付けられるようにしています。
アプリの番号認証はSMSがあれば事足りますので、SMSのみを追加することで解決できます。
SMS付きだと月額100円から200円程度の増額になるだけですので、大きな負担とはなりません。
さらに、LINEモバイルなど一部のスマホ会社では、データ通信プランには漏れなくSMS機能を付けているというところもあります。
余計なサービスを削ぎ落とし、必要な機能だけを使えるので無駄なくお得になります。
格安SIM会社が提供しているデータ通信のみプランの選び方のポイント
データ通信のみのプランにはメリットがありますが、会社選びを慎重にしないとそのメリットもなくなってしまうことがあります。
どんな点に注意して会社選びをしたらいいのかをチェックしてみましょう。
今持っているスマホ端末をそのまま使えるか
格安スマホ会社は、通信設備を自前で持っていないため、大手キャリアの回線をレンタルしています。
そのため、会社によってドコモ回線やau回線、もしくはソフトバンク回線という違いがあります。
また、一つの回線しか選択肢がないところもあれば、二つ三つと複数の回線を選べるところもあります。
回線によってスマホが使えなくなってしまうこともありますので、どの回線を使っているのかというのは大事な要素です。
現在契約しているキャリアの回線でないと、そのままではスマホは使えずSIMロックの解除が必要になることが多いです。
SIMロックの解除手続きは簡単ですぐにできますが、しなくて済むものであればしない方が良いでしょう。
そのため、今使っているスマホに対応している回線かということをチェックしましょう。
プラン料金の安さ
格安SIM会社に乗り換える最大の理由は、毎月のスマホ利用代金を下げるというものです。
そのため、それぞれの会社で異なるプラン料金はしっかりと比較することが大事です。
データ容量によって料金が変わってきて、会社によって低容量のプランが安い、大容量のプランが割高という特徴があります。
まずは、自分のスマホ利用状況を確認して、データ容量を決めましょう。
その上で、そのデータ容量での料金を各社で比較して選ぶのが賢い方法です。
データフリーが使えるか
格安SIM会社の中には、データフリーもしくはカウントフリーと呼ばれるサービスを提供していることがあります。
これは、特定のアプリやサービスを利用する場合、いくら使ってもその分のデータ通信量はカウントしないというものです。
オプション料金さえ払えば、そのアプリは実質使い放題となるということです。
たとえば、LINEやInstagram、FacebookといったSNSのデータフリーのサービスを提供している会社があります。
また、音楽配信サービスやYouTubeなどの動画配信サービスのカウントフリーをしているところもあります。
こうしたサービスを活用すると、基本プランのデータ容量を消費ないため、より安いプランにすることも可能です。
結果として毎月のスマホ利用代金が下がるというメリットがあります。
入りたいオプションサービスがあるか
基本料金プランとは別に、いろいろなオプションサービスを設けている会社がほとんどです。
その内容は様々で、有害サイトへのアクセスをブロックするフィルタリング機能や、不正アクセスやウイルスを防ぐセキュリティーオプションなどがあります。
また、スマホ端末の故障や盗難、紛失を補償する制度を設けているところもあります。
特に子どもにスマホを持たせたいというケースでは、フィルタリング機能を付けたいという親が多くいます。
それぞれの会社でどのレベルのフィルタリングができるか、個別の設定がどれだけできるか、監視機能が付いているか、料金がかかるなどの違いがあります。
ニーズに合ったオプションサービスがあるかという観点から、それぞれの会社を比較してみることもできるのです。
通信スピードが速くて安定しているか
データ通信プランを選ぶのであれば、やはりその品質にはこだわりたいものです。
通信スピードが速くて安定しているかという点です。
いくら安いとしても、肝心のネット接続が遅くてアプリやブラウザ閲覧がまともにできないというのであれば、意味がありません。
また、オンラインゲームなどの重いアプリをするためにスマホを持っているという場合は、特にスピードにはこだわる必要があります。
この通信スピードについては、とても重要なポイントとなりますので、さらに詳しくチェックしてみましょう。
通信スピードで格安SIM会社を選ぶ
データ通信のスピードは、スマホ利用の快適さに直接影響します。
そのため、できるだけ通信スピードが速いということ、そして安定した通信ができるという点をチェックする必要があります。
格安SIMの通信スピードが遅くなりがちなわけ
大手キャリアと比べると、どうしても格安スマホの通信スピードは遅くなりがちです。
それは、ほとんどの格安スマホ会社が自前の通信回線設備を持っていないからです。
独自の回線がないため、大手キャリアからレンタルする形でサービスを提供しています。
回線のすべてのキャパシティーを利用できるわけではないため、制限がかかってしまうのです。
平常時の高速通信ではスピードが速いことが多い
そのシステム上、どうしても格安スマホ会社の通信スピードには限界があります。
しかし、実際に使ってみるとほとんどの格安スマホ会社では、通常の使用ではストレスを感じるほどの遅さではありません。
というのも、平常時はそれほど多くのユーザーが集中することなく、回線にも余裕があるからです。
サイト閲覧だけでなく、重いファイルのダウンロードや動画閲覧なども快適に観ることができます。
そのため、格安SIMと言ってもサービスの質が低いということではなく、普通の使い方をしていれば大手キャリアとの違いを感じることはそうありません。
混雑時間帯のスピードの安定性に注目する
通常の通信スピードは速いのですが、混雑時間帯になるとスピードがかなり落ちてしまう格安SIM会社もあります。
ここが、格安SIM会社を選ぶポイントとなります。
混雑時間帯とは、具体的に言うとお昼時や夕方から夜にかけての時間です。
こうした時間帯は多くのユーザーが一気にネットを使いだしますので、回線が混雑状態になってしまうのです。
そのため、平常時と比べてかなりスピードが落ちてしまうことになります。
一方で、こうした状況も見据えて、回線キャパシティーを大きく取っている会社もあります。
こうした会社では、混雑時間帯でも、多少のスピード低下はあるとはいえ、ほぼ体感できない程度に抑えられます。
独自の通信回線設備を持っている格安SIM会社もある
格安SIM会社の通信スピードが不安定になってしまうことがあるのは、回線をレンタルしているからだと説明しました。
しかし、一部の格安スマホ会社では、独自の通信回線設備を持っているところがあります。
それはワイモバイルと楽天モバイルです。
正確に言うと100パーセント独自のものではないのですが、自前の設備を保有していますので、より通信環境に余裕があり通信スピードの安定性を確保するのに役立っています。
ワイモバイルは、基本はソフトバンク回線を利用していますが、独自回線を一部持っていて、特に都市部での通信に強いという特徴があります。
楽天モバイルは自前での設備構築を行っていて、大手キャリア並みになりつつあります。
高速通信と低速通信の切り替えができるか
多くのスマホ会社では、高速通信と低速通信の切り替えができるようになっています。
音楽や動画を視聴したり、重いファイルをダウンロードしたりする時には高速通信とし、快適にサービスを利用できるようにします。
一方で、SNSでのメッセージのやり取りやメールの送信などは、それほどスピードを必要としませんので、低速通信でも構いません。
こうすることで、必要がある時には快適な通信スピードを、そうでない時はデータ容量を節約するために低速通信を利用できることになります。
こうしたスピードの切り替えができるというのは、スマホ代金を下げることにもつながりますので、会社選びのポイントとして考えることができます。
速度制限がかかるか
データ通信プランでは、多くの会社で直近3日間のデータ容量による速度制限を設けています。
つまり、連続した3日間で大きな大容量、多くの場合10GBを消費した場合、通信スピードを強制的に落とすというシステムです。
これは、一人のユーザーが大量のデータ送受信をして回線を圧迫しないためです。
パケット無制限などのプランを利用している場合は、こうした制限があると不便を感じることが多くなります。
しかし、この3日間制限を設けておらず、いくら使ってもスピードダウンがないというところもあります。
ヘビーユーザーであれば、こうしたシステムについてもチェックすることが大事です。
理論値と実測値の違いを理解する
通信スピードというのは、スマホ会社選びのポイントとなるため、多くの会社が自社サービスの速度をCMやサイトで公表しています。
しかし、ここで注意しないといけないのが、通信スピードは理論値と実測値があるということです。
スマホ会社が公表しているのは、ほとんどが理論値、他の言い方をすれば最大でこれくらいのスピードが出るという数字です。
そのため、実際にサービスを利用して計測したスピードである実測値よりも、かなり落ちてしまうのが現実です。
こうしたことから、理論値だけで比較するのではなく、実測値を実際にスマホを使って測った比較サイトなどを見た方が現実に合っていると言えるのです。
料金プランを見て選ぶ
データ通信のみのプランを選ぶ場合、毎月いくらかかるかを料金プランを見て比較することが大事です。
会社によって基本料金プランの月額は結構違いますので、じっくりと比較することでよりお得なプランを見つけられます。
まずは、基本的なこととして、どんな違いが料金の差になって出てくるのかをチェックしてみましょう。
その上で、自分に合った料金プランの見つけ方を確認できます。
定額制度と従量課金制度の違い
データ通信用のプランでは、定額料金と従量課金の二つがあります。
定額制度というのは、一月データ容量が何GBまで使えて、その料金がいくらという固定のプランです。
指定されたデータ容量の中であれば、いくら消費してもしなくても料金は一緒です。
一方で、使った分だけ料金がかかる従量課金プランを持っているところもあります。
毎月消費したデータ容量によって料金が変わってくることになります。
それぞれのスマホの使い方によってどちらがいいかが変わってきますので、まずはこうした違いがあるということを覚えておきましょう。
データ容量によって料金が変わる
定額プランの場合は、月間利用できるデータ容量によって料金が変わる仕組みとなっています。
たとえば、月に1GBであれば1,000円、5GBであれば2,000円といった具合です。
そのデータ容量の範囲内であれば、料金は一緒で毎月同じ額を支払うことにあります。
当然ですが、データ容量が大きければそれだけ料金も高くなりますので、スマホ代を安くするには、データ容量の消費を少なくすることが大事です。
また、会社によって同じデータ容量でも、月額料金の差が出てきます。
自分が申し込みたいと思うデータ容量を決めて、その容量でいくらになるのかを各社で比較することによって、お得な会社を選べます。
データフリーなどのオプションがあるか
データフリーもしくはカウントフリーと呼ばれるオプションを設けているかも、データ通信プランでは大事な要素となります。
データフリーとは、指定されたアプリやサービスを使う分であれば、いくら使ってもデータ容量を消費しないというものです。
オプション料金とサービス利用料金以外には費用がかからず、事実上使い放題となる仕組みです。
このオプションを入れれば、基本料金プランのデータ容量を一段下のものにすることも可能です。
よりお得にスマホを使うことにつながりますので、オプションの設定があるかどうかもチェックしたいところです。
データ繰り越しがなされるかをチェック
定額プランの場合は、指定されたデータ容量以下であれば、常に同じ月額料金です。
つまり、使い切れないデータ容量があるとしても、料金が安くなるわけではないのです。
すると、その分が無駄になってしまうことになります。
こうした無駄を作らないため、多くの格安スマホ会社では、データ繰り越しの制度を設けています。
消費しきれなかった分のデータ容量に関しては、次の月に繰り越してより多くのデータ容量を使えるようにするのです。
繰り越しの詳細は会社によって違いがあります。
繰り越しをするためには、申請をしないといけないところもありますし、自動的に繰り越されるところもあります。
翌月のみの繰り越しか、期限なしかという違いもあります。
データ容量追加がいくらか
定額プランでは、指定されたデータ容量を使い切ってしまうと速度制限がかかります。
かなり遅くなってしまい、メールなどの文字の送受信がやっとという程度です。
そのため、データ容量をオーバーしてしまったら、容量追加をしないといけません。
会社によって違いがあり、1GB単位で追加できるところもあれば、3GB程度をまとめて追加するという会社もあります。
また、追加チャージの料金にも違いがあります。
毎月使っていると、どうしてもデータ容量追加の必要が出てくることがありますので、その使いやすさや料金についてもしっかりと確認しておきましょう。
おすすめのデータ通信のみプランを提供している格安SIM会社
こうしたチェックポイントを押さえた上で、満足度の高い格安SIM会社を紹介します。
おすすめの会社ということで、総合的に優れたサービスを出していたり、独自の魅力的なサービスを提供していたりします。
ワイモバイル
総合力で優れているワイモバイルは、選んで間違いがないおすすめの格安SIM会社と言えます。
Yahoo!も運営しているソフトバンク系列の会社で、とにかく企業としての安心感と知名度が高いのがメリットです。
ソフトバンク回線と独自回線を使っている
ワイモバイルは、基本的にソフトバンクの回線を使っています。
そもそも親会社がソフトバンクですので、この回線であればより快適に使えるのも当然と言えます。
それだけでなく、ワイモバイルは独自の回線設備も持っています。
元々イーモバイルという会社をソフトバンクが買収して、今のワイモバイルとなっているため、イーモバイルが持っていた設備も利用しているのです。
そのため、電波の入りも通信の安定性も非常にレベルが高く、格安SIM会社全体で見てもトップクラスと言えるでしょう。
割引制度が充実している
基本料金プランはとてもシンプルで分かりやすく、かつお得です。
それに加えて、割引制度がとても充実しているというメリットがあります。
家族割もありますし、学生割も適用されます。
さらに、自宅に光回線を入れたり、ソフトバンク系列の電力を使ったりすると、月額料金が安くなります。
関連するサービスが多く、それぞれの連携もしっかりと取れています。
よりお得にスマホを使えるようになりますので、ソフトバンク系列のサービスをすでに使っているのであれば、その割引分も加算して考えると良いでしょう。
スマホはSIMロックの解除をしないと使えないことがほとんど
ワイモバイルはソフトバンク回線をメインとして使っています。
そのため、auやドコモからの乗り換えの場合は、それぞれのキャリアで購入したスマホはそのままでは使えません。
また、ソフトバンクからの乗り換えであっても、SIMロックの解除が必要になることも多いです。
やはり、独自の通信回線を使っているということもあり、あまり汎用性がないというデメリットが出てくるのです。
UQモバイル
格安スマホやポケットWi-Fiの分野で知名度の高い会社です。
高い品質のサービスを提供しているのが特徴で、安心感があります。
とにかくスピードが速く安定している
UQモバイルのメリットは、やはり通信スピードが速く安定しているということです。
実測値を見ると、他の会社と比べてもそのスピードの安定性が高いことが分かります。
混雑時間帯でもスピードの落ち込みが少ないため、快適なネット環境をキープできるのがうれしいところです。
もちろん、平常時のスピードも速く、ヘビーユーザーであっても満足できる通信環境を提供してくれます。
無制限プランもあってコストパフォーマンスが良い
データ通信のみのプランとしては、3GBか容量制限なしの二つがあります。
コストパフォーマンスが良く、お得にスマホを使いたいという要望にもしっかりと応えてくれます。
容量制限なしのプランでは、多少通信スピードが制限される条件が出てきますが、料金が安めに設定されていますので、気兼ねなくたっぷりと使えてお得というのがメリットです。
割引制度でぐっとお得になる
UQモバイルでは、いくつもの割引制度を設けています。
家族の中で2台以上契約すれば家族割が適用されて、毎月の月額料金が数百円割引されます。
また、関連サービスでもあるポケットWi-Fiも使用しているのであれば、トータルでの料金割引もあります。
特にビジネスなどでの利用がある場合は、ぐっと割引になることもありますので、よりコストダウンができます。
キャンペーンが定期に実施されていてお得になる
定期的に販促キャンペーンを実施していますので、そのタイミングで申し込むとかなりお得になります。
新規申込者にキャッシュバックをしたり、月額料金を数か月間割引したりと、いろいろな内容のキャンペーンがあります。
こうしたキャンペーンを適用できるように、タイミングを見計らって申し込みをするのも賢い方法と言えるでしょう。
auのスマホであればそのまま使える
UQモバイルはauの回線を利用しています。
そのため、auユーザーであれば、スマホはそのまま使用し続けられます。
SIMロックの解除が不要ですので、より楽に乗り換えができることになります。
SIMロック解除の手続きはそれほど難しくないとはいえ、少しでも申し込みにかかる手間は減らしておきたいところですので、スマホをそのまま使えるというのはメリットになります。
b-moblie
格安スマホのサービスを始めてからそれほど年月が経っていませんので、知名度はそれほど高くはありません。
しかし、通信スピードの速さという面では、かなりのレベルを保っていますので、品質を求める人におすすめです。
混雑状況が見られず快適なデータ通信ができる
b-moblieはユーザーが混みあっておらず、その分快適なデータ通信ができるというメリットを持っています。
サービス開始からそれほど長くないため、ユーザー数も他の大手格安SIM会社に比べると少ないため、回線に余裕があるのです。
この強みは特に混雑時間帯に感じることができます。
もちろん、若干の速度低下を感じることはありますが、不便さを覚えることはなくどんなサービスでも、快適に使い続けられます。
こうしたことから、安定性が求められるビジネスユースやオンラインゲームを楽しむ人などにおすすめです。
また、YouTubeなどでの動画閲覧が多いという人にも有利になります。
シンプルな料金プランで分かりやすい
b-moblieのデータ通信のみの料金プランはとてもシンプルです。
「190Pad」という名のプランで、100MBまでが190円、1GBが540円となっています。
低容量ではかなりの安さとなっています。
そして、1GB以上10GBまでは1GB増えるたびに、350円のプラスとなるというシステムを取っています。
非常に分かりやすく、自分の必要にマッチした料金プランにしやすいのがメリットです。
しかも1GB以上10GBまでは、自動加算となっていて従量課金制度が採られています。
利用に応じた料金となりますので、無駄なく使えるのがうれしいところです。
格安SIM会社のデータ通信のみプランは通信スピードと料金のコスパを考えて選ぼう!
格安SIM会社のデータ通信のみプランは、会社によって違いが大きく出ます。
そのため、じっくりと会社ごとのサービスの内容と特徴を比較して選ぶことが肝心です。
特に通信スピードが速く、混雑時間帯でも安定しているという条件はスマホを快適に使うために重要です。
また、サービスの品質と同時に、それに見合ったお得な料金設定をしているかという点も見ましょう。
自分のスマホの利用状況にぴったり合ったプランを探して、コスパの良いところを見つけることで、満足のいくお得な会社を見つけられるのです。
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