格安スマホといって、大手キャリアと比較して携帯料金が大幅に安くなるサービスが注目されています。
格安SIMには料金が安くなるなどのメリットのある一方で、デメリットもいろいろと指摘されています。
メリットとデメリットについて以下で詳しく紹介しますので、購入する前に参考にしてみてください。
目次
格安スマホと格安SIM
格安スマホとか格安SIMといった用語がしばしばメディアで登場します。
ところで両者は同じものか、異なるものかよくわからないという人もいるでしょう。
ここではスマホとSIMの違いが関係性について説明します。
スマホ
皆さんの中でも使っている人の多いスマホ、正式名称スマートフォンは多機能携帯電話端末のことです。
iPhoneやGalaxy、Xpediaという名称を聞いたことはありませんか?
これらは日本国内では代表的なスマホブランドです。
SIM
SIMとはSIMカードのことです。
SIMカードの中には固有のID番号が登録されています。
通話や通信サービスを利用するためには、このID番号が必要不可欠です。
つまりスマホがあるだけでは、音声通話もインターネットへの接続もできない仕組みになっています。
SIMカードだけを提供している格安SIM業者
このようにスマホとSIMカードがセットになって初めて使用できます。
大手キャリアの場合、スマホを購入したときに同時にSIMに関する契約も行っています。
このため、スマホとSIMカードを切り離して考えることは少ないでしょう。
しかし格安SIM業者の中には、スマホとセットで販売しているところもあれば、SIMカードの提供だけに特化しているところも見られます。
後者の場合、スマホは別途で自分で調達する必要があります。
また今まで使っていたスマホに格安SIMカードを入れることで使用する方法も選択肢として出てきます。
格安SIMでよく聞かれるMVNOとは
格安SIMの話でしばしば聞かれる言葉にMVNOがあります。
MVNOとは「Mobile Virtual Network Operator」の頭文字をとっています。
日本語に訳すと仮想移動体通信事業者です。
大手キャリアは自前の回線設備を持っています。
一方MVNOはこの回線設備を持たず、大手キャリアのものを借りています。
格安SIMもMVNOも一緒の意味で使われることも多いです。
しかし格安SIMとはサービスで、MVNOはそのサービスを提供している事業者と定義されます。
格安SIMのメリット
格安スマホや格安SIMについてわかったところで、実際のメリットとデメリットについてこれから解説します。
まずはメリットについてまとめました。
携帯料金を大幅にカットできる
格安SIMを利用する最大のメリットは、やはり携帯料金の安さです。
使い方によっても変わってきますが、大手キャリアの場合月々の携帯料金は6,000~9,000円程度が相場でしょう。
中には1万円以上使っている人もいるかもしれません。
これが格安SIMに乗り換えると、半額以下の携帯料金にカットできます。
大手キャリアは回線設備を持っていて、この維持コストが発生します。
ところが格安SIMは間借りしているので維持コストがかかりません。
このコスト圧縮分を価格の安さとして、お客さんに還元しているわけです。
契約期間の縛りなし
大手キャリアで問題なのは、2年縛りです。
2年以内に解約した場合解約金が発生します。
また更新月に何もしないと勝手に2年契約が自動更新されます。
このため、ずっと同じキャリアを利用せざるを得ないわけです。
一方格安SIMの場合、最低契約期間を設定していない、あったとしても短いので縛りは大変ゆるいです。
大手キャリアと比較して、気軽に申し込みでき、すぐに契約解除もできるわけです。
選択肢が多い
大手キャリアとなると日本国内では、ドコモとau、ソフトバンクの3つしか選択肢がないです。
一方格安SIMを見てみると、MVNOは実に800社以上あるといわれています。
それぞれに独自のサービスを展開しています。
選択肢が多いということは、それだけより自分の使い方に合ったキャリアが見つかりやすいメリットにもつながります。
プラン変更も簡単
格安SIMの場合、契約途中の段階でプランを自由に変更できるところが多いです。
しかも変更方法は簡単で、マイページや会員用のアプリで手続きできます。
お店などにいちいち行かなくても、その場でサクサク手続きできるのもメリットの一つです。
格安SIMのデメリット
格安SIMにはメリットのある半面、デメリットもいくつかあります。
自分にとって許容できる範囲かどうか、以下で紹介するポイントを押さえましょう。
キャリアメールの利用不可
大手キャリアと契約すると、キャリアメールが利用できます。
メールアドレスが@docomo.ne.jpや@ezweb.ne.jp、@softbank.ne.jpになっていませんか?
格安SIMに乗り換えると、これらのアドレスが利用できなくなります。
アドレス変更したことを知り合いに通知しなければならないので、普段メールでコミュニケーションをとっている人にとっては不便に感じられるでしょう。
店舗数が少ない
大手キャリアの場合、日本全国に細かくショップを展開しています。
もし何か困ったことがあれば、店員さんに相談できます。
一方格安SIMの場合、このような店舗を持っていないところが多いです。
このため、大手キャリアのような手厚いサポートが受けられないのもデメリットの一つです。
しかしこのサービス面の手薄さは、徐々に改善されつつあります。
店舗を持つ格安SIMも出てきていますし、遠隔操作によってサポートできるところも見られます。
サービスの充実度で比較してみるのも一考です。
通信速度の遅さ
格安SIMのデメリットでしばしば指摘されるのが、通信速度の遅さ、不安定さです。
大手キャリアの回線の一部を借りてサービス提供しているので、通信速度はどうしても遅いです。
特に昼頃など回線に集中する時間帯だと、ガクッとスピードの落ちる傾向が見られます。
ただし通信環境が改善されつつあり、安定してきています。
動画を見る、ゲームをするなど大容量のデータ通信をしなければ、それほど不都合に感じることは少ないでしょう。
災害時の対応
大きな災害が発生すると、スマホが使えなくなることはしばしば起こりえます。
回線へのアクセスが集中するため、大手キャリアでは通話規制をかけるためです。
そのために大手キャリアでは災害用音声お届けサービスを緊急時に提供しています。
格安SIMの場合、災害用伝言ダイヤルサービスを提供していないところがほとんどです。
また地震の場合、緊急地震速報がスマホに通知されます。
しかしこれは大手キャリア向けで、格安SIMや端末によってはこの通知が行かないケースも出てきます。
メリットとデメリットを理解したうえで熟考すべし
格安SIMは料金が大幅に安くなるというメリットは確かにあります。
しかし一方で通信速度が安定しない、店舗がなくていざという時のサポートが受けづらい、災害時のサービスが手薄などのデメリットも見られます。
デメリットが許容範囲かどうか検討して、乗り換えるかどうか判断したほうがいいです。
また格安SIMの中でも特徴は異なるので、より自分のスマホの使い方にマッチするところがあるのか比較することも大事です。
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