「通信費がかかって仕方がない」そんな話があったのも今は昔。
家計を圧迫し続けた通信費だけに、格安スマホが出た時にはまさに救世主が現れんばかりの勢いでしたが、最近では「キャリアの方が良かった」という声が多く聞かれています。
目次
格安スマホの意外な落とし穴
値段が魅力的な分注目度をあげた格安スマホでしたが、ユーザーは一体どのような不満を抱えているのでしょうか。
キャリアメールが使えない
キャリアメールというのは「@docomo.ne.jp」「@softbank.jp」「@ezweb.ne.jp」といったメールのことを言います。
フリーメールを取得して使うということももちろん出来ますが、ネット銀行のようにセキュリティを重視する場合にはフリーアドレスだと登録できないといったケースも出てきます。
他ネットサービスでもフリーアドレスは登録できなかったり、ガラケーを使っているお友達の場合にはキャリアメールでないとはじかれてしまうなんていうこともありますので、これはなかなかシビアな問題ですね。
通信速度が遅い
格安スマホの場合キャリアの回線を借りているので、混雑時にはどうしても速度が遅くなってしまいます。
例えて言えば、七車線ある道路のうち五車線をキャリアが、残り二車線を格安スマホで借りていた場合、どうしたところで渋滞が起きやすいのは二車線ですよね。
そのため、みんなが使う時間というのが、一番通信速度が遅くなってしまうのです。
でも、みんなが使う時間と言うのは、イコール「自分も使いたい時間」ですよね。
自分が使いたい時に使えないというのは、なかなかストレスがかかってしまいます。
格安スマホは店舗が少ない
大手キャリアのお店は、たいていどこを歩いていても見かけますが、いかんせん格安スマホは店舗が少ないですよね。
もともと格安スマホやSIMのメリットは「ネットだけで契約が完結できるサービス」として定評があることから、店舗を必要としていないのです。
そのため、自分である程度分かっていて不明なことでもネットで調べれば何とでもなるという方にはうってつけですが、そうでない場合には何かあった際にすぐ駆け込める店舗があると安心ですよね。
また、格安スマホユーザーの中には「直接、対面サポートを受けたい」という方もいますので、有料で訪問サービスを設けている場合もあります。
これは格安スマホの業者にもよりますので、それぞれ確認しておくと良いかもしれません。
もちろん、格安スマホでも店舗が多いところはありますので、選ぶ際にはそういうことも視野に入れておくといいかもしれません。
対面サポートが有料?!
キャリアの電話で何かあった場合、ほとんどの方が店舗に行くので必然的に対面サポートになりますよね。
基本的に格安スマホは自分で設定が出来て自分で管理できる人であれば問題ないのですが、マニュアルを読んでもわからない、誰かにやってもらわないとわからないという方にとってはシビアな問題です。
実際に、高齢者でパソコンはもちろん携帯もよく分からないという方が格安スマホを買ったものの、どうやって電話がかけられるのか、それ自体が分からないという事態に陥ってしまったケースがありました。
かといってお店もどこにもなく、結局のところ訪問サービスで来てもらうしかなかったそうですが、残念ながら有料サービスとなってしまいました。
「格安スマホにしたのに、電話代が高くなった?」という不満も
安くしたいから格安スマホにしたのに…という不満も多く聞かれます。
何故、このようなことが起こるのでしょうか?
無料通話サービスがないのが理由
理由は、「大手キャリアの場合、無料通話サービスがついているけれど格安スマホにはそれがない」というのがあげられます。
確かに、「〇時間までは無料」とか、「あまり長電話しない方なら、5分以内の電話であればすべて無料」など、様々なサービスがキャリアごとに組まれていますね。
残念ながら、格安スマホの場合にはそのようなサービスはありません。
格安スマホは30秒あたり22円(税込)の料金が発生していますが、大手キャリアの場合には先月話していなかった分が繰り越しされていることも多く、その分の金額が発生しないこともあります。
しかし、格安スマホでは通話のたびに加算されてしまうので、知らず知らずに加算されていくことに。
かけ放題プランには時間制限がある
格安スマホの場合にももちろん「かけ放題プラン」はあるのですが、それであっても時間制限が設けられています。
「かけ放題」とはいえ、10分程度の制限がかけられてしまっていたら、それはもうかけ放題とは言えないですね。
そのため、「これはかけ放題だから」と言って制限時間を気にせずついついおしゃべりに熱中してしまうと、あとでとんでもないことになってしまいますので注意が必要です。
格安スマホのメリットを有効活用するには?
でもせっかくの格安スマホ。値段の魅力もさながら、うまくつきあっていくことだって出来るはず。
では、格安スマホはどういった人に向いているのでしょうか。
自分で情報収集し、管理できる人
いまやネットではフリーワードでどんな言葉を入れても検索ができる時代です。
「格安 スマホ お得」なんてフリーワードでも引っかかって来るぐらいですから、すごい時代ですね。
このように、自分が使う上で何を一番重要視したいのかをしっかり掘り下げ、自分で管理をし、自分で設定もできる方には格安スマホはとても良いツールと言えるでしょう。
キャリアメールが不要な人
例えば独自ドメインですでにメールアドレスを取得している人などは、特にキャリアメールを必要としませんよね。
また、最近ではLINEやSkype、Facebookのメッセンジャーなどを使う人も多いので、なくても不便を感じずに済むかもしれません。
データ通信メインで、電話はほとんどしない人
最近はLINE電話やSkypeを使う人も増えているため、電話そのものは使わないという方が多いかもしれません。
この場合にも、格安スマホでも問題がないということになります。
ただし、通信速度が前述したように不安定ですので、話している最中に電波が不安定になって切断…ということはなきにしもあらずです。
後悔しないために! 格安スマホの選び方
「それでも通信費を抑えられるのは魅力!」そうお考えの方もいらっしゃることでしょう。
せっかく格安スマホに乗り換えて落とし穴にはまらないよう、まずはじっくり自分に向いているかを検討することをお薦めします。
自分がモバイルの何にウェイトを置いているかを考える
スマホに対して重視しているものは、人それぞれ違っています。
そのため、その違いに特化したものを選ぶようにするのが後悔しない買い方と言えるでしょう。
例えば通信速度を重視するか、通話がメインかネットがメインか、そういった方向性を吟味するとよいでしょう。
通信速度は要チェック!
どうしても「金額!!」が気になるところではありますが…やはりいざ使用してみてなかなかつながらないのでは話になりません。
選ぶ際のポイントとしてまずは何より通信速度をチェックしましょう。
通信速度のポイントとしては、~1mbpsまでなら、LINEやメールが何とか出来るレベル。
1mbps~2mbpsであれば、重くないWEBサイトであれば閲覧可能。
ただし、Yahoo!やFacebookなど画像が多いものは、なかなか表示されないケースが高いです。
2mps~4mbpsであれば中画質の動画は視聴可能。
4mbps以上であれば、高画質の動画も視聴可能です。
スマホは自分が一番何のツールとして使うかを考えて選ぶのがコツ!
このように、すべて自己管理で出来る方にとって格安スマホはとても使い勝手のいいものですし、いざ変えて後悔してしまった人でも、改めて色々調べて自分に合った使い方をすることが可能です。
諦めずに、使いやすく調整しましょう!
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