携帯電話、スマホの契約は今や手軽に、オンラインでのサービスで済ませることが出来ます。
身近にキャリアショップやサービス受付のある店舗が無い、あるいは向かう時間が無い人でもオンラインで簡単に申し込むことが可能となり、店舗での契約しか出来なかった頃に比べると申し込みのハードルが大きく下がりました。
しかし、この契約に申し込んだからといって必ず新規契約や機種変更が出来るとは限らないのです。
目次
ソフトバンクオンラインショップで審査落ちしてしまう
新規契約、機種変更における契約は、主に月々の料金や分割した端末料金を払えるかどうか、そうした面で審査が発生します。
契約の種類、また契約に必要な料金によって審査の厳しさは異なります。
携帯電話購入時の審査とは
この審査が必要とされる理由は、携帯キャリアの不正契約を防ぐ目的があります。
一般的に既に契約している人が携帯台数を増やす場合、子供や家族に持たせる正当な理由があります。
しかし、中には振り込め詐欺や恫喝しての契約をさせられる人や、契約後に国外へ移住してまだ残っている分割料金を踏み倒す等、犯罪に利用される契約ケースも存在しているのです。
不正契約を防ぐために、キャリアでも1人あたりの契約台数を制限する、使用者登録を求める等の対策もされています。
既に契約して長く、支払い面でも問題が無いと実証されている機種変更よりも、新規契約での審査が厳しいのはこうした事に由来しています。
新規契約と機種変更、審査が厳しいのはどちらか
審査に落ちると、当然契約は成立しません。
そして先述の通り、特に新規契約は審査が厳しくなっています。
機種変更の審査に考慮されるのはそれまでの契約履行状態、月々の料金が正常に支払われていたかどうかです。
この点が問題ないとこれまでの支払いで判明していれば、よほど高額の端末に切り替えない限り、審査は通りやすくなっています。
機種変更の審査が通らない場合、契約審査よりも後述する分割審査に問題がある可能性があります。
審査の焦点となる契約審査と分割審査
実際に審査されるにあたり、大まかには契約審査と分割審査の2種類が存在します。
この契約審査には明確な定義は無く、キャリア側の判断で審査されます。
契約申請時点で携帯端末料金、携帯料金の未払いがある、短期契約を頻繁に繰り返す、他社での未納・強制解約歴など、契約面において実生活上の不備が見られる場合、審査に落ちやすくなります。
そして分割審査の方は、高額な端末を購入する際の割賦購入、いわゆるローンの審査になります。
よって、こちらは端末本体の価格で審査されます。
ボーダーは10万円。価格によって分割審査が厳しくなる
分割審査の場合、およそ10万円が審査基準の分かれ目とされています。
10万円以内の審査はソフトバンク側のみが行います。
収入に対してその本体価格が高すぎない限りは通りやすい審査です。
しかし10万円を超える本体価格では、ローンと同じく年収、信用情報といった情報も審査対象に入ります。
借金、借入金額の履歴や額が大きい場合、審査は通りにくくなります。
しかし、あくまで分割払いをする場合の審査なので、一括払いをする場合にはこの審査は発生しません。
機種変更の方が、審査を通りやすい事を利用した裏技
機種変更の方が審査を通りやすい点から、中古のガラケーで新規契約を「持ち込み新規」として契約し、その半年後に機種変更の契約をする方法があります。
この持ち込み新規では分割審査も無く、最も安価なプラン、通話のみのプランであれば月々1,100円(税込)ほどの料金で収まります。
口座引き落としを利用して、契約から半年ほどの支払い実績を設ける事で、機種変更の審査ハードルを引き下げることが出来ます。
時間がかかる事が難点ですが、支払い実績を作ってから実質的に新規でiPhone契約できる数少ない方法です。
どうして審査が通らないのか。原因のパターン
ここからはどういう状況が起きて審査が通らない事があるのか、事例や対策情報をご紹介します。
普通に生活している分にはあまりはないパターンもありますが、該当するものがあれば審査は格段に通り辛くなります。
審査が既に通過出来ていない場合は、以下の何らかのパターンに知らず知らずのうちに該当してしまっているかもしれません。
携帯料金を滞納した事がある
ソフトバンクでは新規契約でも、新規契約にあたっての審査では他社キャリア、ドコモやauで契約していた頃の支払い履歴が情報共有されます。
未納の履歴は10~20年まで遡られる事もあり、滞納を頻繁にしている人は新規契約に通り辛くなっています。
また、稀に引っ越し等を挟んで自覚なく未納になっている人も存在しています。
契約の前に、自分に未納が発生していないか確認してみましょう。
一度未納、滞納をしてしまっても期間が短く、その後問題なく支払い続ける事ができていれば審査ハードルは下がる事もあります。
金融事故を起こした事がある
金融事故とはクレジットカード契約や消費者金融で使われる語句です。
返済期日を超過した数か月以上の滞納や、自己破産もこの金融事故にあたります。
支払い能力に問題があると見なされ、自己破産は個人信用情報にも履歴が残ります。
その為、今現在の支払い能力で可能な支払い額であっても、金融事故の発生から5~10年後までは審査への悪影響が生じてしまう事があります。
この5~10年後という数字は、CICという個人信用情報機関への登録期間に基づいた数字です。
自己破産の場合は長く、10年間登録されるとされています。
自分の信用情報を確認するにはCICへ
CICとはCredit Information Centerの略称で、ローンやクレジットに関する個人信用情報機関です。
CICに加盟しているクレジット会社、そのクレジットカードを利用した際の支払い状況といった信用情報が登録されています。
この情報は個人でも開示を申請することで確認可能です。
自分の情報がどのように登録されているのか、自分の支払い上の信用情報を確認することで、実は発生していた未納・滞納等が発覚する可能性があります。
パソコンやスマホで申し込み出来る他、郵送での開示、一部都道府県にあるCIC開示窓口で直接申請する事が可能です。
パソコン・スマホでの確認にはクレジットカードで1,100円(税込)一括払いの手数料がかかりますが、即時に確認可能で最も手軽な手段となっています。
CICに悪い情報が残ると取り返しがつかないのか?
CICでの評価が低いと、携帯の契約に限らず様々な分野での審査に影響が出てきます。
しかし取り返しがつかないのではなく、支払いを期日通りに行い続ければ、下がった評価はまた段々と上がっていきます。
しかし、あまりに評価が下がりすぎるとブラックリストとして登録されてしまい、この記録は5年間保持されます。
ブラックリストとして登録される理由によってもブラックリスト登録が外れる期間は変わります。
例えば短期解約を頻繁に行うと5年のブラックリスト登録期間が生じますが、短期解約1回だけならばブラックリストに登録されても1~2年で解除される事もあります。
クレジットヒストリーの有無
クレジットヒストリーとは、クレジットカードやローンを使用した履歴の事です。
これも個人信用情報に記載されている情報です。
どちらも利用した事が無い人は、この情報が存在していません。
社会人になってからもこの情報が存在していない事で、信用が無いと判断される可能性があります。
自営業など職種によっては社会人になってから作ることが難しいとされるクレジットカードですが、学生の内にクレジットカードを作っておく事で、社会人になってからこうした問題が起こる可能性は回避可能です。
特に、大学生ならばアルバイト等をやっていなくても学生生協で作成できます。
作りやすい時に作っておきましょう。
単純に入力内容に記入ミスがあった
見落としがちな原因として、契約審査には記入ミスがあっても通過できません。
特に支払い先であるクレジットカードの番号を間違えてしまうと、審査は通過出来ません。
住所や名前のミスでは審査が通る事もありますが、住所が違う事により不正契約を疑われ、機種変更の場合はそれまで使っていた回線が停止させられてしまう可能性があります。
ミスの無いように何度も見直し、確認する事が重要です。
また、送信前の最終確認の画面をスクリーンショットで保存しておくことで、審査が通らなかった時に入力内容の方にミスが無かったか見直すことが出来ます。
別の携帯電話の支払い、ローンが残っている
別の携帯キャリアで端末の支払い中だった場合、そちらが済んでいないと新規契約・機種変更の契約は厳しくなります。
こちらも未納・滞納チェックと同様に、大手携帯キャリア間で情報が共有されています。
残り期間が僅かである、支払い額が多くない場合には通る事もありますが、限度額や与信枠に余裕がない場合、不払いや国外逃亡といったリスクが高いとみなされる事があります。
全てきちんと支払いきってから新たに契約を申し込みましょう。
その他の原因で審査に落ちてしまった時の解決方法
上記のパターンから審査に落ちてしまった場合、支払いを済ませる、年数経過によって信用情報を取り戻すなどで審査は通過できます。
しかし、上記いずれも当てはまらない場合、契約方法、支払い方法自体を再考することで契約が可能な事もあります。
新規契約で落とされたら
オンラインショップでの新規契約で落とされた場合、一度ソフトバンクのキャリアショップに向かい、原因を照会してみましょう。
上記に上げたような滞納が発覚するなど、直接原因が判る事で対応を取れる・契約出来る可能性が上がります。
店頭で原因が判らない、どうしても契約が出来ないと言われた場合、ソフトバンク側から明確に契約NGの対処が取られています。
ソフトバンクの携帯キャリアで問題を起こしていなくとも、過去に何らかの原因でソフトバンクに対して問題を起こしていたかもしれません。
この場合、名義を自分ではなく、自分の家族から名義を出して契約すれば審査に通る事もあります。
先述の持ち込み新規のように、端末料金を支払わないで良い=分割契約の審査が必要ない場合やプリペイド携帯での契約ならば審査のハードルは下がります。
10万円以上の分割審査で落とされたら
分割審査の場合、問題となるのは価格です。
最新機種や付属品を含める事で、10万円を超えるケースは少なくありません。
ソフトバンク側だけではなく、信用情報や年収が審査対象に入るので審査は厳しくなっています。
しかし、1度の契約で10万円を越えなければ良いので、付属品を後から別の契約で分割購入する等の手段で、10万円未満に抑える事で審査はソフトバンク内だけのものとなります。
また、問題が機種価格に対して自分の年収であった場合、配偶者や親の年収を申告する事で、それらも合算した年収で審査を受けることが出来ます。
これは電話や店頭で配偶者、親である当人の同意・確認が必要となります。
年収が少ない人でも有効な手段です。
10万円未満の分割審査で落とされたら
10万円未満で分割審査に落とされる場合は、本来あまり無い事態です。
ソフトバンク内の審査で済むので、本来それほど厳しい審査ではありません。
ですがこちらもソフトバンク内で過去問題が起きていた場合、新規契約で落とされるのと同様にソフトバンクでの契約は難しいものとなります。
その為、新規契約と同じように端末の持ち込み、本人以外の家族の名義を利用するといった対処が必要になります。
10万円未満という価格帯から、一括払いをする事が可能であれば、分割審査はこちらも必要がなくなります。
分割審査が通らない場合の選択肢
審査が通らない場合、選択肢や対処法は「一括払い」「持ち込み新規」を挙げてきました。
しかし分割審査に限れば他にも、支払い方法を変える、本体額を下げるキャンペーンやシステムを利用する等も存在しています。
支払い方法を口座引き落としからクレジットカードにする
クレジット支払いでの契約は、分割審査に落ちることが殆どありません。
これはクレジット支払いならば請求がカード会社との契約になる為、ソフトバンク側が料金を回収できない可能性が極めて低いのです。
クレジットカードで分割払いにした場合、カードでの金利が生じる点は注意しましょう。
ローンでの分割払いでは発生しない金利ですが、クレジットカードでは必ず発生します。
下取り割引を利用する
iPhoneを下取りに出す事で、本体代金が割り引かれて新規購入する事が出来ます。
余程の破損や傷が無く、大きな故障が無ければ下取り審査は通過します。
下取りの条件は会社によって異なりますが、ソフトバンクではiPhone XS Maxならば正常品で40,800円相当、破損品でも12,240円相当のPayPayボーナスを受け取る事が出来ます。
この受け取りにはPayPayアカウントが別途必要です。
破損品に該当する条件
破損品となる症状は大きく分けて3種類あります。
ガラス・筐体部分やカメラといった部分的な破損、液晶内の液漏れやタッチパネルの操作不能といった液晶部分の動作不良、そして筐体そのものが変形しているものです。
しかし、こうした症状があって正常品としては下取り出来ないとしても、ただ捨てるよりは破損品として下取りに出す方がリターンを得ることが可能です。
ポイントやキャンペーン時期での契約
携帯キャリアは時期に応じて、様々なキャンペーンやポイント利用を実施しています。
これにより本体価格を下げて10万円未満にする事が出来れば、分割審査は通りやすくなります。
利用できる制度は利用して、契約しやすい価格帯を目指していきましょう。
型落ち機種で本体代金を下げる
分割審査で問題となるのは本体代金です。
その為、そもそも型落ちした機種から選べば本体代金を引き下げる事が可能です。
iPhoneの最新機種は、開発・発売される度に値上がりしていっています。
一世代前のiPhoneであっても性能的にも十分優れており、コストパフォーマンスの面でも優秀です。
どうしても最新機種が欲しい、といった場合には使い辛い点ですが、一度カタログや機種一覧で欲しいデザインが無いか確認してみるのも良いでしょう。
問題点を解決して審査通過!
CICによる信用情報が低くなっている、本体価格が高すぎる等、審査に関する問題点は様々にありますが、ここまで挙げてきたようにその対処法も存在しています。
信用実績を作る、持ち込み新規をする、型落ちでも気に入る機種を見つける事で、契約審査・分割審査を通過して、新しいiPhoneを快適に手にいれましょう。
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