最近にわかにブームになりつつある「オリジナルスマホケース」ですが、ケースのデザインはどのように印刷されているかご存じでしょうか?
今回は、オリジナルスマホケースの印刷方法についてまとめていきます。
目次
代表的な印刷方法のメリットとデメリット
オリジナルスマホケースはただ単にインクをプリントしているわけではありません。特殊な方法を用いて、耐久性やデザイン性に優れたスマホケースに仕上げているのです。
ここからは、オリジナルスマホケースの代表的な印刷方法と、そのメリットとデメリットについてまとめていきます。
UV インクジェット印刷
オリジナルスマホケースを扱っている業者のほとんどで使われている印刷方法で、インクを紫外線で瞬間的に乾燥させています。
スマホケースの表面にインクを付着させて固定させることでデザインをプリントする仕組みです。
メリット
- パソコン画面やスマホ画面で表示される色味や発色が近いため、イメージ通りのオリジナルスマホケースが完成する。
- 下地になるスマホケースの色に左右されないため、イメージ通りの色を表現できる。
- コストが安いため、オリジナルスマホケースが安価で手に入る。
デメリット
- スマホケース表面に塗料を付着させているのでキズや水に弱い
- 表面のみにしか印刷できない
- インクジェットで印刷した表面はザラザラ感がある
昇華転写印刷
昇華転写印刷は特殊なインクを使った、オリジナルスマホケースに多く使われるようになった印刷方法です。
インクを転写紙という素材に印刷し、転写紙とスマホケースの下地を熱と圧力で印刷します。
スマホケースに張り付ける UVインクと違い、スマホケース表面にインクを浸透させるようなイメージといった方が分かりやすいですね。
メリット
- デザインの発色がよく、光沢のある綺麗な仕上がりになる。
- 耐久性に優れており、多少のひっかき傷や水で色落ちがしない。
- 表面だけでなく、側面の細かい所まで印刷ができる。(デティールが綺麗に仕上がる)
デメリット
- 転写紙を一デザインに付き一枚使用して生産するため、安くなりにくい。
- 圧力をかけるため、デザインの色や配置など細かい部分が伸びてしまう。
- デザイン調整に時間がかかる場合がある。
その他の印刷方法
上記 2つの代表的な印刷方法の他に、マットコーティングされたスマホケースに昇華転写印刷を施す「マット印刷」と、昇華転写印刷を施したケースの上から蛍光コーティングをする「蛍光印刷」があります。
どちらもコストが高いため、手軽に作るとなるとそれなりに予算もかかってしまいます。
スマホラボの印刷方法や注意点は?
スマホラボでは「 UVインクジェット印刷」と「 3Dインクジェット昇華転写印刷」の 2種類の印刷方法を使っています。
対象となるアイテムも限られており、 UVインクジェット印刷では、「手帳型スマホケース」、「表面のみ印刷スマホケース」、の 2タイプ、 3Dインクジェット昇華転写印刷では「側表面印刷スマホケース」となっています。
他にもスマホケース以外に、パスケースやスマホリング、モバイルバッテリーも UVインクジェット印刷で作られます。ただ、いくつか注意すべきことがあるため、次の項で確認しましょう。
パスケース
以下は、スマホラボの Q&Aに記載されているパスケースの印刷方法の注意点です。
“ パスケースは両面印刷が可能ですが、別デザインで印刷ができず同じデザインになってしまいますのでご了承ください。またパスケースの側面には印刷ができず、下地の白が残ってしまいますのでこちらも予めご了承ください。 ”
印刷された素材を縫い合わせるのではなく、素材となる下地にインクを UV乾燥させるタイプの印刷方法のため、どうしても白い部分が残ってしまいます。
デザイン前に注意しておくべきことですね。
特定の箇所を透明にするには?
iPhoneのアップルマーク部分はファッション的な理由で透明にしてほしいという人も多く、スマホラボでは「表面印刷(クリア) iPhoneケース」で対応しています。デザインを作る際に、アップルマーク部分が見えるようにデザインすることで、その部分だけの印刷をせずにアップルマークが見えるようになります。
以下に、 Q& Aの正式な解答を掲載しておきます。
“ 表面印刷(クリア) iPhone ケースのみ、クリアのケースを用意しています。リンゴのマークの箇所だけ透明にしたい、といった方は、 表面印刷(クリア) iPhone ケース で透明にしたい位置に色を塗らずにデザインを作成してください。 ”
【引用元:https://original-smaphocase.com/info/faq/print 】
オリジナルスマホケースの印刷方法まとめ
オリジナルスマホケースを作る上で、チェックしておきたいのが印刷方法の種類です。自分でデザインするスマホケースだからこそ、耐久性やデザイン性にこだわりたいですよね。
今回紹介したオリジナルスマホケースの印刷方法を簡単にまとめましたので、オリジナルスマホケースを作る際の参考にしてくださいね。
- 印刷方法は基本的に「UVインク印刷」と「昇華転写印刷」の2種類
- 昇華転写印刷には「マット印刷」と「蛍光印刷」がある。
- スマホラボの印刷方法は「UVインク印刷」と3Dインクジェット昇華転写印刷」の2種類
- 選択するスマホケースによって印刷方法が異なる
- オリジナルパスケースを作る場合には、UVインク印刷のため、側面から下地が見えてしまう。
- 一部分だけを透明にすることができる。
しっかりと印刷方法のメリットとデメリットを理解したうえで、デザインやタイプを決めるようにしましょうね。
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