
手帳型スマホケースはオシャレ感があり、スマホの画面を保護してくれるので安心といったイメージがあります。
その一方で、手帳型のスマホケースはやばいという話も耳にしたことは無いでしょうか。
ここでは、本当に手帳型はやばいのか、本当は安全なのかを検証していきます。
目次
マグネットでカードやスマホが壊れる?
精密機器と磁気の組み合わせが良く無いという話は良く耳にします。
手帳型の場合、マグネットで開閉するものが少なくありません。
手帳型スマホケースがやばいと言われる理由の一つが、マグネットです。
結論から言えば、開閉に使われる程度のマグネットでスマホが壊れるということはありません。
そもそもマグネット採用のカバーで壊れてしまうなら、マグネットスリープ機能も危険だとは思いませんか?
コンパスアプリが狂うってホント?
アナログな方位磁石とは異なり、コンパスアプリは電磁コンパスを使っています。
多少磁気の影響は受けるものの、現在のコンパスアプリは自動で補正がかかるよう進化しているのです。
マグネット式のカバーを使っているから位置情報が狂うということはまず考えられません。
これは安心して良いでしょう。
マグネットスリープが誤作動するのはホント
機種別に作られたマグネットスリープ機能付きのカバーを除き、マグネットスリープ機能が上手く働かなかったり、意図しない時にスリープに入ってしまったりすることはあります。
これはマグネットの位置や機種によって誤作動するかが異なりますし、マグネットスリープ機能が無い機種なら影響はありません。
ただ、単なるスリープのオンオフに影響するものなので、スマホそのものが壊れてしまうということも無いので安心して下さい。
マグネットでカードが壊れる?
おサイフケータイ機能があるスマホでしたら、スマホとカードだけ持って買い物に行けたら楽でいいなと考える人も多いのでは無いでしょうか。
ですが、磁気の影響でキャッシュカードやクレジットカードなどが読み込めなくなるという話を聞いたことがありませんか?
マグネット付きのケースでカード類を一緒に持ち運んでも大丈夫なのでしょうか。
避けたほうが良いというのが結論です。
そう強い磁石ではありませんが、マグネットですから長時間マグネット付きのケースに入れておけば、磁気不良になる可能性は高まります。
マグネット式を避ければスマホと一緒でも大丈夫?
マグネット式でなければOKというわけではありません。
そもそもスマホ自体が磁気を発していますから、スマホケースにマグネットが使われていようといまいと、スマホと磁気カードを近づけることが間違いなのです。
電磁波干渉防止シートも販売されていますが、紛失や盗難にあった場合を考えると、別にして持ち運んだほうが良いのは言うまでもありません。
手帳型スマホケースは熱暴走の原因になる?
手帳型に限りませんが、スマホケースをつけることで熱がこもりやすくなります。
手帳型の場合、特に背面だけでは無く前面も覆う構造になっているので、さらに熱がこもりやすいのです。
ですが、カバーを付けることで放熱がしにくくなるという点は、どのタイプのカバーでも起きる問題です。
スマホは冷却ファンが無いからです。
放熱出来なければバッテリーの消費が激しくなりますし、バッテリーの寿命にも悪影響となります。
手帳型は熱に気付きにくい
手帳型はスマホが熱を持っているのかどうかが分かりにくい点が大きなネックでしょう。
ある程度厚みのある素材であったり、熱伝導率の低い素材を使っていたりすることも多いので、手で持っていてもスマホが熱を持っていると気付かないことがあり、気付かないことで使い続けてしまい、さらに熱がこもっていくという悪循環に陥ってしまうのです。
ただこれは手帳型でなければ熱暴走はしないという意味ではもちろんありません。
手帳型に限らずスマホケースを使用することで放熱性は低下します。
手帳型以外でも気付きにくい素材のケースはありますし、使い方が悪ければスマホのバッテリーが熱を持ちやすいという欠点は変わらないからです。
スマホの熱暴走を避けるために
暑い場所ではスマホに負荷がかかる作業を避けたり、熱がこもっている時は充電しないようにしたり、また涼しい時間帯に充電するように心がけたりといった小さな積み重ねでスマホを守っていきましょう。
また、カバーを付けたままですと冷めにくいので、熱を持ったらカバーを外すことも大事です。
ハードにスマホを使う人は、安いカバーを付けた上で手帳型スマホケースにセットすると取り外ししやすくなるのでおすすめです。
スマホケースの安全性は使う人の意識で変わる
磁気カードとスマホを一緒にしないことを心がけ、熱がこもりすぎないよう使い方に気を付ければ、手帳型だからやばいというわけではありません。
手帳型でなくても、使い方が悪ければバッテリーの寿命が短くなったりカードが使えなくなったりすることはあります。
結局は使う人の心がけが一番大切なのです。